会長挨拶

日本航海学会の新たな躍進に向けて    (年頭挨拶)


織田 博行
Dr. Hiroyuki Oda
株式会社 商船三井

日本航海学会会員各位におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。平素から本学会の活動に対してご理解・ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

2018年6月の日本航海学会総会で会長に選任されて以来、既に半年が経過しました。2019年の年頭にあたりましてご挨拶を申し上げます。

当2018年は、日本航海学会創立70周年にあたり、記念行事の一環として、6月には創立70周年記念講演会と記念祝賀会、11月には当学会主催で16th IAIN 2018 とANC 2018を日本で開催し、多くの参加者を得て将来に亘る有意義な成果を得ることができました。さらに、航海用語集を編纂して皆様に公開しました。これら一連の行事や活動におきまして、理事、会員及び関係者の多くの方々のご支援をいただき無事に完了する事ができました。ここに、改めまして、深く感謝申し上げます。

学会の活動目的は,研究成果の発表及び成果の社会への還元等です。当学会は、航海技術の追求及びその向上を目指して、航海分野を常にリードしてきました。これからの「更なる活性化」を実現するため、分野の「多様化」、活動の「高度化」、「グローバル化」を意識した活動が必要不可欠であると確信しています。そのためには、当学会としても、時代の流れと共に活動分野を、船舶・航海・海洋等の海事分野から、広い意味での航法分野に広げる事も必要と考えております。

創立当初からの当学会の目的である航海術の追求及び航海技術等の向上を図る事は、先駆者として重要な責務であります。これからは、海事分野のみならず、航空・宇宙・陸上・水中の移動体及び関連領域を対象とした「NAVIGATION」という分野に拡大する事も自然の流れと思われます。日本航海学会の英文名「Japan Institute of Navigation」、学会誌「Navigation」及び英文論文誌「Transactions of Navigation」の名称も、「NAVIGATION」分野への展開にとって追い風になると確信しております。

学会運営に関しては、持続的な学会活動を着実に実施する事は当然ですが、そのための人材や財源の確保も重要な課題です。個人会員の増員に関しては、会員が学会に所属している事の意義を持っていただける事、賛助会員の増加に関しては、産業界にとって有意義な成果の提供や実務面での効果的な支援を行う事が大切であると考えております。また、会員のモチベーション向上のため、国際学会等での発表意欲がある特に若手会員に対する何らかの助成も必要と考えております。

学会としては、幅広い研究分野との連携や融合及び協力関係の強化を図りながら、当学会のプレゼンス及び論文等のレベルアップのため、会員各位の積極的なご協力を重ねてお願いいたします。

今後とも、会員各位のより一層のご支援とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。

会員各位の益々のご健勝と2019 年が皆様と当学会にとって、更なる飛躍の年となりますよう祈念致しまして年頭のご挨拶とさせて頂きます。

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