会長挨拶
三好 晋太郎 (三井E&S造船株式会社)
内航海運業界は現在、船員の働き方改革、航行中の温室効果ガス(GHG)の削減、デジタル化など様々な課題を抱えており、解決に向けて待ったなしの状況です。一方で内航事業者は中小事業者が多く、単独で研究開発を行うことや、課題解決のための技術・情報にアクセスすることすら難しい現状もあります。
こうした中小事業者が多い内航海運業界を、公益社団法人として支援していく必要があると考え、今年4月に内航海運研究会を発足いたしました。
この研究会は、学会の研究者に対しては研究テーマのニーズを、内航海運業界に対しては課題解決のソリューションを提供することを目的としています。学術界と内航海運の現場を結びつけることが大きな役割だと捉えております。
学会の立ち位置を活かして、情報提供の場や、様々な立場の事業者が意見交換を行う場として活用して頂きたいと考えております。学会の非会員でも研究会には参加を頂けますので、他業種からのソリューション提案にも期待しています。そして最終的には、内航海運が抱える課題解決に繋げ、内航海運の発展に寄与することを目指して参ります。
当研究会に興味を持って頂きました皆さま、学会の活動や入会等につきまして、ご遠慮無くお問い合わせください。