＜講演概要＞

   AIS(自動船舶識別装置)は IMOのSOLAS条約にて2002年7月から一定の船
舶への搭載を義務化、すでに多くの船舶に搭載されています。
   AISは船舶が自船の識別符号、位置、進路、速力などの情報を自動的に
送信するとともに、他の船舶が送信した同様の情報を受信・解析すること
によって自船の付近を航行する船舶の動静を把握することができ、衝突の
予防に有効なシステムです。
  一方で、 AISについては船舶情報のみならず、航路標識としての機能も
付加されており、航路標識の情報や気象・海象情報の配信を自動的に行う
ことで船舶の航行安全に寄与しています。
  今回の講演では航路標識用 AISの有効性、運用事例、動向等について事
例を挙げて説明が行われました。