「パイロットサポーターの導入について」
内海水先区水先人会事務局海務部
湯谷 春子

<講演概要>
 内海水先区の響導船舶は、大手邦船社、製油鉄鋼等の産業に傭船
された不定期船、及び中国、東南アジア系の便宜置籍船が多く、
日本人船長と出会うことは極めて稀である。
 これら船舶の乗組員は多国籍化し、そのPerformanceに大きな差が
生じつつあり、航行計器等の取扱い、保守点検整備が十分になされ
ておらず、BRMの基本となる水先人に対する十分な情報提供は期待で
きず、「水先人に頼りきり」となりつつある。
 このような環境の中で、水先人自らが響導(操船)中に必要とする
情報を迅速・確実に把握する響導補助手段としてPILOT POTABLE UNIT
の開発を戸高製作所の協力を得て行い、名称も「パイロットサポーター」
として、当会水先人の半数以上が活用し、安全運航に努めている事例に
ついて紹介した。


講演資料1     講演資料2