<講演概要>
 北海道南部は初夏から初冬にかけて有数なイカ漁場を形成し、
6月から解禁となる。これまで、イカの回遊経路など生態学的
分野での研究は進んでいる。しかし、どの様な操業方法がとられ、
漁業者が何を基準として、その日の操業点を決定しているのかは
あまり知られていない。イカ釣り漁船の規模や、操業海域、操業
点を決める要因について考察し、イカ釣り漁業の操業実態に
ついて紹介する。