<講演概要>

  海底を掘削して科学研究を実施する地球深部探査船「ちきゅう」は
平成17年度竣工を目指して建造が進められており,現在船体部の海上
確認運転が実施されている.本船は波,風,潮流等の外力に抗して
掘削孔の直上付近に長期間常に位置保持し続ける必要があるため,
自動船位保持機能を有している.また従来型の機能の他に新しい方式
も付加している.
  講演では,本船の目的と国際科学研究協調体制,本船の技術的詳細,
そしてこの自動船位保持機能について述べる.