<講演概要> 海上保安庁では、海上交通の安全に関する局地的な気象状況等を 灯台等で観測して情報提供している。このうち利用者からの要望が 多い波浪に関する情報は、大半の箇所で灯台等に勤務している職員 が目視観測を行っている。 精度向上と合理化のためには自動化する必要があるが、超音波 波高計による自動観測は初期コストが高額であるだけでなく、維持 経費も多くなる。 そこで、9GHz帯船舶用レーダーを利用した波高計の実用化に 関する調査研究を行っており、この概要について紹介した。