力学時
(Dynamical Time)
天体運動方程式を積分して太陽系天体の位置を
求める時の時間引数であり、太陽系天体の公転運動
に基づく時刻
天体暦で使用される時刻は力学時
相対性理論(1915年)により、運動速度や加速度(重力)
の大きさによって時間の進み方が変化し、時間の進み方
は場所に依存しているので、力学時には次のような種類
がある。
地球力学時(Terrestrial Dynamical Time:TDT)
地球時(Terrestrial Time:TT)ともいう。
地球のジオイド上の固有時である
太陽系力学時(Solar System Barycentric Dynamical Time:TDB)
太陽系重心における力学時
(太陽系力学時の平均的な進み方は、理論的に地球時よりも
遅いが、これでは天体暦の扱いに不都合が生じるので、時刻の
平均的な進み方は地球時と同じになる様に定義されている。)
JPL暦の時刻引数:太陽系力学時