銀河系外の電波星を利用して宇宙空間に固定された天球座標系
であり、1998年から国際天文学連合(IAU)により採用されている。
座標系の原点は太陽系重心であり、その赤道面及び赤経の原点は、
J2000.0の平均赤道面及び平均春分点とほぼ一致している。
J2000.0平均赤道面の極は、ICRSの極に対して
12時の方向へ17.3mas(milli arc second)、
18時の方向へ 5.1masずれており、
J2000.0平均春分点の方向はICRSの赤経の原点に対して
78masずれている。
(ICRSにおけるJ2000.0平均春分点の赤経は78mas。)
JPL暦DE403/LE403、DE405/LE405及び星表FK6の座標系は
ICRSである。