第7回 平成8年5月23日(木) 船舶技術研究所 20名程度

  「多目的計画法を用いたフェリーへの車両積み込み計画」     永岩健一郎(広島商船高等専門学校)

  「東・東南アジア物流の現状」                      鶴田三郎(東京商船大学)

  「テクノスーパーライナーの動向と展望」                三木楯彦(神戸商船大学)


第7回
「多目的計画法を用いたフェリーへの車両積み込み計画」

 フェリーターミナルにおいて、フェリーへの車両積み込みは、作業者の経験と勘に頼っている。ここで、遅くから来た車輌が速く積み込まれるようなことがあればドライバーからの不満は予想以上のものがある。一方、フェリー会社では積み込み後の安全性と経済性に考慮すべくトリムにも気を配っている。
 そこで、この2つの目的を満たすような積み込み計画を多目的計画法を用いて定式化し、その解法と結果について報告された。


「東・東南アジア物流の現状」

 近年世界の経済にとって東・東南アジアは極めて重要な地域である。したがって、物流面から見れば、これらの地域の港湾の需要性は極めて高い。物流を高速かつスムーズに行うためには、船舶の能力、港湾の施設のバース量や保管施設容量等の施設規模、そして荷役能力、取り扱い能力のバランスがとれていることが必要である。
 報告者は、1995年9月27日から10月10日にかけて、フィリピンのマニラ市、ベトナムのハノイ市、ハイフォン市、ホーチミン市、そしてシンガポールを訪問し、港湾、道路、鉄道等の物流施設について現地官公庁および企業との面談と現地調査を行った。得られた知見について写真等を用いて報告がなされた。


「テクノスーパーライナーの動向と展望」

 海上輸送は大量輸送、低運賃、中速性に適合する貨物運送分野で輸送活動を行ってきた。しかし、現在では企業の生産拠点の海外移転、国内のモーダルシフト促進を背景に多品種化、小口化の貨物輸送に適合し、かつ高速性が求められている。
 そこで、ラックの高速性とコンテナ船の大量輸送性を兼ね備えたテクノスーパーライナー(TSL)が、運輸省を中心としたTSL技術研究組合によって、その開発が進められてきた。
 そこて、このTSLの諸元や実験結果について報告され、物流面から見た諸問題のついて検討が加えられた。


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